アバターから世界で唯一無二のNFT記念品が届く!バレンタイン限定企画「パラレルワールドの約束」がいよいよ開始!

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DAZNとミクシィが共同でNFT事業スタート 試合映像や名場面を販売

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スポーツ動画配信サービス「DAZN」を提供するDAZN Japan Investent(DAZN社、東京都港区)とミクシィは2月4日、スポーツ分野に特化したNFTマーケットプレース「DAZN MOMENTS」を今春に開設すると発表した。試合映像や名シーンなどの動画をNFTコンテンツとして販売する。

DAZN MOMENTSのティーザーサイト

コンテンツマネジメントやマーケティングをDAZN社、システムの開発と運用をミクシィが担当する。詳細な提供開始日、提供するコンテンツは随時発表していくとしている。

NFTの保有者情報の管理には、米NBA(National Basketball Association)のNFTマーケットプレースでも採用されているブロックチェーン「Flow」を採用。まずはNFTコンテンツの購入のみに対応し、段階的にコンテンツの売買ができる二次流通機能やコミュニティー機能を追加する予定。

DAZN MOMENTSとは

ミクシィとDAZN社は2020年12月に協業を開始。DAZN MOMENTSを通して「さらに多くのスポーツファンに楽しんでいただけるサービスを提供できる」としている。

スポーツ業界のNFTビジネス参入は21年末から加速しており、21年12月にはメルカリとパ・リーグ6球団がパ・リーグの名場面動画をNFT化してコレクターアイテムとして限定販売する「パ・リーグ Exciting Moments β」を開始した。

NFTアートを著者が出品してわかった!「NFT」「メタバース」は消費行動を変えるか?

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未来調達研究所:坂口孝則

「NFTアート」を体験してみて……

巷間で、NFT(非代替性トークン)が話題になっている。NFTとは、画像・動画・音声などのデジタルファイルについて、ブロックチェーンを介して所有権を証明できる仕組みを指す。「本物」の証明ができることから、アートや音楽との親和性が高く、“NFT化”したそれらの作品は「NFTアート」とも呼ばれ、耳目を集めている。

そこで筆者は9カ月ほど前、試しに自ら執筆した原稿をQRコードに変換し、冗談のつもりで「QRコードアート」として販売してみた。すると、なんと二人も落札者が出たのだ。「物好きもいるものだな……」と思わず驚嘆した出来事であった。

こうした新たな技術や仕組みは、まずは使ってみるに限る。利便性を享受できることもあれば、メディアで指摘されていない問題点がわかることもある。私自身、NFTアートの一種を販売してみて、

NFTがゲームにやってくる–プレイヤーは準備せよ

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ブロックチェーンを基盤とするゲーム「Axie Infinity」のプレイヤーは、Axieと呼ばれるモンスターを集めてチームを作り、他のプレイヤーのチームと戦う。数行のコードで表現されるAxieは、所有権を表すNFT(Non-Fungible token、非代替性トークン)としても機能する。プレイヤーは、バトルに勝ったり、冒険に出かけたりすることで仮想通貨「Smooth Love Potion(SLP)」を獲得し、これを現実世界で換金できる。SLPを使って2体のAxieを繁殖させてAxieを増やし、他のプレイヤーに売却することも可能だ。

このゲームがプレイヤーにもたらすキャッシュは、小遣い稼ぎのレベルを超えている。ある22歳のプレイヤーは、このゲームの収益で家を2軒買ったという。

Axie Infinityのようなオンラインゲームは、大手ゲーム会社が莫大な資金をかけて制作する大作ゲームとはまったく違う。しかし、ゲームにNFTや仮想通貨を取り入れることは、インディーゲーム業界だけのトレンドではない。スクウェア・エニックスやセガなど古参のゲーム会社もNFTの導入に意欲を見せる。フランスのゲーム開発会社Ubisoftは、すでに代表作の1つ、『ゴーストリコン ブレイクポイント』にNFTを導入した。

ゲーム業界では、ブロックチェーン技術はもはや形のない概念ではなく、すでに実際の製品に実装されている。Axie Infinityのようなブロックチェーンゲームは、ゲーム史に新たな時代を刻むのか、それともひととき話題を集めてすぐに忘れられる、市場のあだ花となるのか。この問いは仮想通貨自体と同様に、さまざまな議論を巻き起こしている。

金のためにプレイするか、楽しむためにプレイするか

NFTは二極化している。

NFTは2021年、ブロックチェーン技術を用いてデジタル資産の所有権を明確にする斬新な手法として、カルチャーシーンにさっそうと登場した。ビットコインやイーサといった仮想通貨が史上最高値をつけると、暗号資産で富を築いた新興ミリオネアたちはNFTデジタルアートへの投機を始めた。デジタルアートを手に入れるために、目が飛び出るような額が飛び交う。例えば、色鮮やかな猿のアバターには25万ドル(約2900万円)の値札がついた。ラッパーのSnoop Doggや司会者のEllen DeGeneresといった著名人も参加するなど、NFTの投機市場は今、熱狂的な盛り上がりを見せている。

現在のNFTブームを90年代に大流行したぬいぐるみ「Beanie Babies」になぞらえ、一過性の流行にすぎないと批判する人もいれば、NFTはデジタル所有権の形を変え、文化を変革するものだと擁護する人もいる。ゲーマーの側がNFTに魅力を感じようと、ばかげていると考えようと、そもそも全く理解できなかろうと、ビデオゲーム業界はNFTを、そして仮想通貨を、次のヒット作を生み出す技術として受け入れようとしている。

ゲーム会社は今、この技術をどうすれば最も効果的に活用できるかを考えている。まずはソフト面だ。現在、プレイヤーがゲーム内で入手するコスチュームや武器などのデジタルグッズは、実際にはEpic Gamesなどのゲーム会社からリースしているにすぎない。これをNFTとしてプレイヤーが完全に所有できるようにする。次は、「Play-to-earn」(P2E)モデルの導入だ。つまり、ゲームで遊びながら、ゲーム外でも価値を持つ仮想通貨のようなブロックチェーン資産を獲得できるようにする。

WWF、絶滅危惧種のアートをNFTに–現存数と同じ数だけ限定販売

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世界自然保護基金(WWF)の英国支部は先ごろ、「Non-Fungible Animals」(NFA)と呼ばれるNFT(Non Fungible Token:非​代替性トークン)シリーズを発売した。

提供:World Wildlife Fund 提供:World Wildlife Fund

13の絶滅危惧種のデジタルアートが販売中だ。各NFAの販売数は、その種の個体数を上限とする。つまり、キタシロサイについては2つ、ジャイアントパンダについては1860個のNFAが販売される。そのほか、アムールヒョウ、コガシラネズミイルカ、リカオンなどのNFAが販売されている。

WWFは各NFAからの収益について、「世界各国できわめて重要な保護活動」に充てられると説明し、「われわれは、キタシロサイやヒョウ、ゴリラなど、非常に大切な野生動物を、密漁や生息地の消失といった脅威から守る手助けをしている」と述べた。

WWFドイツ支部は2021年にNFAを発売している。2022年2月4日時点での収益は約24万5307ユーロ(約3230万円)だ。

NFTはこれまで、環境への影響から批判にさらされてきた。WWFのNFAは、「イーサリアム」のサイドチェーンで環境に優しい「ポリゴン」ブロックチェーンを利用するという。だが、デ・モントフォート大学でコンピューティングおよび社会的責任の上級研究員を務めるCatherine Flick博士は、「ポリゴンは環境に優しいブロックチェーンではない」とツイートしている。